~ フォークリフトについて ~ フォークリフトの免許の種類&取得までの過程
フォークリフトの免許は、厳密には「1トン未満」のものと「1トン以上」のものとに分かれています。
前者の場合は、大型特殊免許を取得済であれば不要とされています。
一方、1トン以上のものを公道で運転する場合には、大型特殊免許は必要となりますので注意してくださいね。
これがフォークリフト免許の中で最も高いレベルのものとなります。
車の免許の構造としましては、小型普通免許、大型普通免許があり、両方に2種という資格があります。
これは小型2種を取得するとタクシー運転手になれ、大型2種を取得するとバスの運転手になれるということです。
そして、公道でフォークリフトを運転するためには、さらに「特殊」という免許取得が必要になります。
フォークリフトは大型車両なので、公道で運転するためには大型特殊免許が必要・・・ということになりますね。
ただ、公道ではなくて、工事現場の私有地だけの走行というのであれば、大型特殊免許の取得の必要はありません。
フォークリフトの運転免許講習の概要ですが、講習は学科と実技があります。
学科はフォークリフトの走行における装置の構造や取扱い方法の知識ですとか、荷役についての装置の構造や取扱い方法の知識、運転に必要な力学の知識、関係法令等についてを学びます。
そして、実技は実際にフォークリフトの操作、フォークリフトでの荷役の操作等を行います。
なお、学科はおよそ10時間程度講習を行い、実技講習はおよそ24時間行います。
そして試験で、良好な成績をあげた者のみ、修了が認められます。
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「フォークリフト」という名称はご存じでしょうが、実際いつどんなふうに使う乗り物なのかはっきりとは説明できない人も多いかもしれませんね。
フォークリフトは荷物を運搬する時に使う「特殊自動車」です。
使われている場所は「倉庫」「港湾」「貨物駅の構内」などが多く、荷役作業に利用されています。
次にフォークリフトの形ですが、前方には「フォーク」と呼ばれるツメがあります。
そしてそのツメを荷物の下に、もしくはパレットに差し込みます。
差し込んだら持ち上げて移動し、目的の場所で下します。
前方の視界をしっかり確保する必要があるので、座席の位置はかなり高めに作られています。
また、普通の車とは違い「後輪操舵」です。
そのためハンドルの旋回方向や車両の動き方も異なるので、運転にはコツがいります。
運転する時は、基本的に後退走行をします。
積荷が小さければ前方の視界が確保できるので前進走行が可能ですが、それでも作業所によっては「前進禁止」と規定を定めているところもあります。
日本国内の構内でフォークリフト作業をするためには、資格が必要です。
技能講習、および特別教育を含むフォークリフト操縦者の資格です。
ちなみに資格を持っている人でも「公道」は走ってはいけないことになっていますが、積荷がない時は可能です。
ただしいくら積荷がなくても普通運転免許を所持していなければ、当然、無免許運転とみなされます。
ご注意くださいね。
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