~ フォークリフトについて ~ フォークリフトにおける2つのバッテリーを比較してみる
フォークリフトにはエンジンで稼働する「エンジンタイプ」と、バッテリーで稼働する「バッテリータイプ」があります。
現在の国内台数は、「バッテリータイプ」のフォークリフトと「エンジンタイプ」のフォークリフトでの割合は半々くらいです。
ですが、近年バッテリータイプのフォークリフトの割合は徐々にですが増えつつあるのです。
バッテリータイプのフォークリフトのメリットとしましては、 大きく分けてコスト面と環境面があります。
コスト面だと、燃費がフリーなので、エンジンのメンテナンスからも解放されますね。
また、構造が非常にシンプルなので故障の可能性も少ないんです。
環境面では、騒音や排気ガスの問題から解放されますし、生鮮食品や精密機器などを扱う倉庫内においても安心して作業することができます。
一方、デメリットとしては、車両の価格が、エンジンタイプのフォークリフトよりも2割程高いことがまずひとつですね。
さらに、定期的に鉛バッテリーを交換する必要がある点もコストの面でマイナスといえるでしょう。
あとは、バッテリーがサルフェーション(放電状態のまま放置した為に、希硫酸の中の成分が極板に付いてしまった状態のこと)の影響を受けると、稼働時間が短くなってしまう点もですね。
次にバッテリーに関してですが、電動フォークリフト専用のバッテリーは、特殊で高価です。
2勤や3勤などの生産工場の場合ですと、1年半~2年ほどの間隔でバッテリー交換をされているケースもあります。
一方、新品時から9年も経過しているバッテリーも存在するようです。
このように、バッテリー寿命に差が生じているのは、使用する環境によるものといえるでしょうね。
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「フォークリフト」という名称はご存じでしょうが、実際いつどんなふうに使う乗り物なのかはっきりとは説明できない人も多いかもしれませんね。
フォークリフトは荷物を運搬する時に使う「特殊自動車」です。
使われている場所は「倉庫」「港湾」「貨物駅の構内」などが多く、荷役作業に利用されています。
次にフォークリフトの形ですが、前方には「フォーク」と呼ばれるツメがあります。
そしてそのツメを荷物の下に、もしくはパレットに差し込みます。
差し込んだら持ち上げて移動し、目的の場所で下します。
前方の視界をしっかり確保する必要があるので、座席の位置はかなり高めに作られています。
また、普通の車とは違い「後輪操舵」です。
そのためハンドルの旋回方向や車両の動き方も異なるので、運転にはコツがいります。
運転する時は、基本的に後退走行をします。
積荷が小さければ前方の視界が確保できるので前進走行が可能ですが、それでも作業所によっては「前進禁止」と規定を定めているところもあります。
日本国内の構内でフォークリフト作業をするためには、資格が必要です。
技能講習、および特別教育を含むフォークリフト操縦者の資格です。
ちなみに資格を持っている人でも「公道」は走ってはいけないことになっていますが、積荷がない時は可能です。
ただしいくら積荷がなくても普通運転免許を所持していなければ、当然、無免許運転とみなされます。
ご注意くださいね。
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