~ フォークリフトについて ~ フォークリフトの構造ってどんな風になっているの?
フォークリフトについて尋ねると、「自動車と同じです。簡単です」とおっしゃる方がたまにいます。
これは少し極端な言い方という気もしますが、果たして一理あるのでしょうか。
フォークリフトには、カウンタータイプとリーチタイプの2種類がありますが、それぞれの構造はどんなものなのでしょう。
まず、カウンタータイプのフォークリフトは座席、アクセル、ブレーキ、ハンドル、クラッチペダルなど、言われてみれば確かに自動車と全く同じ位置にあり、構造も似ているといえますね。
しかし、リーチタイプのフォークリフトとなると話は少し違ってきます。
リーチタイプのものは普通の自動車とまるっきり反対でペダルを踏むことによってブレーキが解放され、逆に足を外すと制動がかかるのです。
しかも、多くのリーチタイプのものは後輪左側のタイヤ一輪だけで駆動、方向転換を実行しており、これによって90度の方向転換が可能なんです。
そういえば、誰かが「遊園地にある子供自動車と似ているな」などと言っていたのを思い出しましたが、確かに相似している点がありますね。
また、他にフォークリフトと自動車で異なる点として挙げられるのは、荷揚げに用いるフォークリフトという長い2本のツメとそのリフト装置がある点です。
そのために自動車と比較すると倒れやすいという短所も持っているわけですね。
また、後輪で方向転換を行うために、右折や左折の際に後部を大きく外側に振るといった点も自動車とは異なるところといえますね。
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「フォークリフト」という名称はご存じでしょうが、実際いつどんなふうに使う乗り物なのかはっきりとは説明できない人も多いかもしれませんね。
フォークリフトは荷物を運搬する時に使う「特殊自動車」です。
使われている場所は「倉庫」「港湾」「貨物駅の構内」などが多く、荷役作業に利用されています。
次にフォークリフトの形ですが、前方には「フォーク」と呼ばれるツメがあります。
そしてそのツメを荷物の下に、もしくはパレットに差し込みます。
差し込んだら持ち上げて移動し、目的の場所で下します。
前方の視界をしっかり確保する必要があるので、座席の位置はかなり高めに作られています。
また、普通の車とは違い「後輪操舵」です。
そのためハンドルの旋回方向や車両の動き方も異なるので、運転にはコツがいります。
運転する時は、基本的に後退走行をします。
積荷が小さければ前方の視界が確保できるので前進走行が可能ですが、それでも作業所によっては「前進禁止」と規定を定めているところもあります。
日本国内の構内でフォークリフト作業をするためには、資格が必要です。
技能講習、および特別教育を含むフォークリフト操縦者の資格です。
ちなみに資格を持っている人でも「公道」は走ってはいけないことになっていますが、積荷がない時は可能です。
ただしいくら積荷がなくても普通運転免許を所持していなければ、当然、無免許運転とみなされます。
ご注意くださいね。
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