~ フォークリフトについて ~ リーチリフトのメリットとデメリット
フォークリフトは、大きく分けて「カウンター式」と「リーチ式」の2種類に分類できます。
リーチリフトは「運転手が立って乗るタイプ」です。
「リーチ」の意味は、ある地点や目的地に到着する、目的を達成する、手や腕を伸ばすなどを表しています。
このリーチリフトの大きな特徴としましては停止状態でも爪の部分が伸び縮みできることですね。
そのような構造のため最小回転半径は小さく、倉庫などせまい作業場所において絶大な力を発揮します。
カウンター式のものと違うところは、前述した基本は立ち乗りですが、中には座って操作するものも存在するんですよ。
ブレーキの方式としましてはデッドマンブレーキという、ペダルを放すことによってブレーキを効かせることができる装置が装備されています。
これによって運転者が運転台を離れた場合の逸走を防いでいる効果があります。
リーチ式の長所としましては、先ほども述べたカウンター式のものよりも小回りが効く点がひとつ。
また、動力がバッテリー式のため、排気ガスなどを排出せず環境に優しい点が挙げられますね。
反面、短所もないわけではありません。
例えば、内燃機関式のものよりも連続稼働時間がより短い点がひとつ。
それと動力が内燃機関式のものよりもパワーの点で劣るバッテリー式だけである点。
あとは、バッテリーに給水が必要な点や初期導入のコストが高価である点などですね。
このように短所はバッテリー式による弊害がそのままの形で現れていますね。
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「フォークリフト」という名称はご存じでしょうが、実際いつどんなふうに使う乗り物なのかはっきりとは説明できない人も多いかもしれませんね。
フォークリフトは荷物を運搬する時に使う「特殊自動車」です。
使われている場所は「倉庫」「港湾」「貨物駅の構内」などが多く、荷役作業に利用されています。
次にフォークリフトの形ですが、前方には「フォーク」と呼ばれるツメがあります。
そしてそのツメを荷物の下に、もしくはパレットに差し込みます。
差し込んだら持ち上げて移動し、目的の場所で下します。
前方の視界をしっかり確保する必要があるので、座席の位置はかなり高めに作られています。
また、普通の車とは違い「後輪操舵」です。
そのためハンドルの旋回方向や車両の動き方も異なるので、運転にはコツがいります。
運転する時は、基本的に後退走行をします。
積荷が小さければ前方の視界が確保できるので前進走行が可能ですが、それでも作業所によっては「前進禁止」と規定を定めているところもあります。
日本国内の構内でフォークリフト作業をするためには、資格が必要です。
技能講習、および特別教育を含むフォークリフト操縦者の資格です。
ちなみに資格を持っている人でも「公道」は走ってはいけないことになっていますが、積荷がない時は可能です。
ただしいくら積荷がなくても普通運転免許を所持していなければ、当然、無免許運転とみなされます。
ご注意くださいね。
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