~ フォークリフトについて ~ フォークリフト搭乗には欠かせないヘルメット
フォークリフトで作業をしている人を見かけた時は、その姿を思い出してみてください。
運転手はヘルメットを着用していましたか?
フォークリフトに乗って作業を行う場合、ヘルメットの着用は必要か?
答えは当然「必要」です。
フォークリフトに搭乗し、運転を行う時にはヘルメットと安全靴を「必ず」着用して下さい。
ある企業に安全指導に出掛けた人が、フォークリフト運転者数人の次のような会話を耳にしたそうです。
「A社ではヘルメットを着用して搭乗していたけど、我が社でも着用するべきではないのだろうか?」
「その必要はないだろう。ヘルメットを被ると首が動かしにくいし、それにヘッドガードとぶつかるから困るんだよ」
「でも万が一の場合を考えると・・・被るべきではないのかな」
「万が一ってフォークリフトが倒れたときのこと?ここではそんな危険な路面はないよ。べつに法律で被れと決められているわけでもないしね。そんな法律があるのなら見せてほしいよ」
それはそれはなかなか熱のこもった討論だったそうです。
ですが、先ほども言ったとおりヘルメットの着用は絶対に必要です。
法律に準ずる通達にて、このことは指示されています(昭和五十年基発第二一八号)
ヘルメットにはフォークリフトが倒れた場合はもちろんのこと、荷崩れのときの頭部保護という効果もあります。
どんな理由であれしっかり着用するようにしましょう。
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「フォークリフト」という名称はご存じでしょうが、実際いつどんなふうに使う乗り物なのかはっきりとは説明できない人も多いかもしれませんね。
フォークリフトは荷物を運搬する時に使う「特殊自動車」です。
使われている場所は「倉庫」「港湾」「貨物駅の構内」などが多く、荷役作業に利用されています。
次にフォークリフトの形ですが、前方には「フォーク」と呼ばれるツメがあります。
そしてそのツメを荷物の下に、もしくはパレットに差し込みます。
差し込んだら持ち上げて移動し、目的の場所で下します。
前方の視界をしっかり確保する必要があるので、座席の位置はかなり高めに作られています。
また、普通の車とは違い「後輪操舵」です。
そのためハンドルの旋回方向や車両の動き方も異なるので、運転にはコツがいります。
運転する時は、基本的に後退走行をします。
積荷が小さければ前方の視界が確保できるので前進走行が可能ですが、それでも作業所によっては「前進禁止」と規定を定めているところもあります。
日本国内の構内でフォークリフト作業をするためには、資格が必要です。
技能講習、および特別教育を含むフォークリフト操縦者の資格です。
ちなみに資格を持っている人でも「公道」は走ってはいけないことになっていますが、積荷がない時は可能です。
ただしいくら積荷がなくても普通運転免許を所持していなければ、当然、無免許運転とみなされます。
ご注意くださいね。
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